clock 2019. 3
2019.3.9
2019年中学受験断章

今年の入試で気づいたことを書きとめます。
その一つ、中学受験をする小学生が増えたということ。受験の開始日であり、錚々たる私立中学校がひしめく2月1日の受験生が約40000人となり、昨年より2000人、一昨年より3000人増加しているのです。これにより受験の「厳しさ」が一層増しました。
厳しさとは、受験倍率の上昇のことだけではありません。
たとえば鴎友学園は1回目の募集定員は180名ですが、合格者は227名で47名多く合格させています。浅野中は270名のところ620名、なんと350名も多く合格させているのです。これは、合格しても進学しない生徒の人数(抜け)を経験的に上乗せしているためです。つまり、例年私立中は募集定員よりも多く合格者を出しているのです。したがって、抜けがでることで繰り上がり合格=補欠の生徒が合格するという構図になっているのです。
しかし、今年はこの抜けがあまりなかったのが特徴です。この見えないところでの学校の「読み」を狂わせ、ズレを生じさせたため「厳しさ」を増幅させた要因となったのでしょう。その結果、新中1年のクラスが1つ多くなった学校もあるとか。この読みのズレは偏差値50から60あたりの私立中に多く見られそうです。

さて最難関の1つの開成。ここは定員300名のところ396名、約100名も多く合格者を出しています。そこで大手の塾の開成の合格者数を調べてみると、アレ!500名を優に超えています。ここでも見えないところで1人の開成合格者を奪い合う、熾烈な場外乱闘が起こっているのです。
今年も開成中定員300名中/○○名合格、占有率○○%という虚しい数字が飛び交うのでしょうか。

2019.3.16
「個性」にあった指導

中学受験では御三家(男子=開成・麻布・武蔵 女子=桜蔭・女子学院・雙葉)とくくられる私立中があります。私立中のなかでも特に有名な学校となっています。派生して神奈川御三家なども登場しています。
大学受験では、東京六大学というくくりで、東大・早稲田・慶応・明治・立教・法政が有名大学として語られていました。現在はマーチ=M明治A青学R立教C中央H法政とかG学習院MARCHというネーミングでくくられています。さらにMARCHの中で人気校を再編する形でスマート=S上智(ソフィア)M明治A青山R立教T東京理科大と新たなくくりも登場してきています。いろいろなくくり方で、人々にわかりやすくしていると思われます。しかし、くくられている学校はどんな気持ちでしょうか?
日本人は血液型や星座占いなどが流行るように、なにかと類型化が好きな国民です。でも、個人が類型化されたとしても、「でも、ここがちょっと違う」という部分は多くの人たちが自己主張するところだと思いますし、この「少し」の部分が個性を作り上げているのかもしれませんね。みんな同じようで、みんな少しちがい、そしてみんないい、ということですね。
この少しの「ちがい」を生徒から発見し、中学受験指導に活かしています。

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